MOERMAN Liquidator のその後2015/10/25 20:35


大体評価が決まってきたので、追記。後半は以前没にした記事です。


通常作業に使うには癖があるのは以前も書いた通りですが、やはり便利は便利です。
ドラクエ風に言うと会心の一撃が大変出やすい武器のような感じ。通常は変なミスが出ることも多いです。たとえばショートポールで回転させたときに残ったり。純正のハンドルはポールはETOREよりもUNGERの方が相性がよいです。単純に入りが浅いのです。

45cmのチャンネルでは、とにかく立てると残る印象です。先ほどのポールでの使用の際も回転させるときにいつも以上に寝かせることで解決します。後洗剤多めが良い感じ。

とにかく、通常のスクイジとは逆に寝かせれば寝かせる程良いカッパギが出来る印象です。

最後の仕上げも通常と違います。うっかりすると端が浮いてしまいます。理想を言うと通常のスクイジとの二本差しがお勧めではあります。

後、このモアマンリックディターの欠点は肝心要のスクイジ端のオプションが外れやすいことです。シャンプーと併用して同じバケットで使っていると結構な確率でバケットの中に残ってしまいます。これに関しては今のところ解決策がありません。
私はバケットを二本以上ぶら下げてシャンプーとスクイジを分けて収納することで対処しています。なので、通常の使い方としては持ち歩きに全く持って向いていません。ポール作業のみに限定すれば良いかも知れません。

個人的にはワグテールのハンドルとの組み合わせが、会心の一撃が出やすいので大変お気に入りとなりました。先ほど書いた理由から全く持ってお勧めは出来ませんが、面白い商品なので一本有ると中々経験値が上がるアイテムです。

 後半は去年の今頃書いたものです。没にした理由は後ほど。

「何時も思っていることで下降機はどのぐらいで駄目になるのであろうというのがありました。使用するロープ、使用条件も違うので何ともですが、目安ぐらいになればと新品からロープを下りた距離を毎日の作業で記録すると言うことをやってみました。正確にはやって貰った。

計測に使ったのはエディという名のローリー。
計測期間は7ヶ月。一日辺りの平均を出した上で計算しました。
結果だけ行ってしまうと、ロープが止まらなくなるまでの使用距離は約32Kmでした。
富士山を9回下りるとロープが止まらなくなる。使用したロープの九割はニューイングランドのk3。たった一個の商品の計測なので統計的に意味はありませんが、何か実感としては納得の数字でした。」

で、ここまでが去年書いた記事なのですが何故に没にしたかと言うと。
実は去年の今頃例によってローリーが改良によって新しくなりました。新しいローリーはカム部分が黒くなっておりますが、このカム部分が薪炭焼き入れによる強化でした。全く持って予想外の進化でありました。

これにより去年の今頃から新しいローリーはロープを削る、痛める等いろいろ問題が報告されました。折角苦労して(私は苦労していない)ロープの使用距離を調べたに。
おそらく新しいローリーは旧製品よりも三倍の距離は下りられるのではないでしょうか?根拠はありませんが。もちろん調べるつもりもありません。

モアマンとワグテール


何時も毎年秋頃に規格を見直しているローリーですが、またもや新しいEN規格に対応しておりました。既にビレイ用と下降機用と二つに分かれたローリーですが、どこに向かっているのか。そろそろ新商品も期待したいです。

それでは今回は新しいことは何もありませんが、これぐらいで。
ここまでお読みいただきありがとうございました。


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